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2025/09/17

エレベーターの安全は誰が守る?昇降機等検査員の仕事とは

エレベーターの安全は誰が守る?昇降機等検査員の仕事とは

私たちの生活に欠かせないエレベーター。しかし、事故や故障が起きれば大きな損害や危険につながります。そんな昇降機の安全を守るのが「昇降機等検査員」です。本コラムでは、この資格者の役割や仕事内容、資格取得の方法までわかりやすく解説します。


昇降機等検査員とは

昇降機等検査員は、エレベーター、エスカレーター、小荷物専用昇降機などの定期検査を行う国家資格者です。平成28年に施行された建築基準法改正により、「昇降機検査資格者」から昇降機等検査員へと名称が変わりました。一級・二級建築士も昇降機等検査員と同様に検査を行うことが可能です。

エレベーターの定期検査と保守点検の違い

定期検査は法律に基づき、有資格者が行う必要があり、結果は特定行政庁に報告されます。一方、保守点検は日常的な動作確認や修理を目的とした作業で、法的に資格が要求されるわけではなく、メーカーや保守業者が担当します。

昇降機等検査員の仕事内容

昇降機等検査員は、エレベーターの構造や仕組み、安全性に関する知識を駆使して定期検査を実施します。検査では、機械装置や制御系統の動作確認、ブレーキや安全装置の点検などを行い、適合していなければ修繕や改善指示を出します。また、検査結果に基づき報告書を作成し、行政に提出する重要な役割も担っています。

昇降機等検査員になるには

資格取得には、大学や専門学校で機械工学や電気工学などの課程を修めたうえで、昇降機や遊戯施設に関する実務経験を積むか、昇降機または遊戯施設に関して11年以上の実務経験が必要です。その後、一般財団法人日本建築設備・昇降機センターが実施する昇降機等検査員講習を受講し、修了考査に合格することで資格を取得できます。


昇降機等検査員は、私たちが安心してエレベーターを利用できる裏方のプロフェッショナルです。日常では目に見えない仕事ですが、資格者の確かな目と知識によって、昇降機の安全性は支えられています。安心のために欠かせない存在、それが昇降機等検査員なのです。